はじめに
こんにちは.
はんぺんです.
今回はZeppのテニス用のスマートセンサーを使用してみての感想を書いていきたいと思います.
Zeppのスマートセンサーとは?
Zeppはアスリートのためにアスリートによって作られました.スポーツへの情熱が会社の理念らしいです.
テニスだけでなく,ゴルフ,野球,サッカー,といったスポーツ用のセンサーも手掛けており,IT技術のスポーツへの利用にかなり熱心な会社と見受けられます.
今回,私はZepp2というテニス用のスマートセンサーを購入いたしました.どうやらZepp(無印)もあるらしく,セカンドモデルらしいです.
取得できるデータは,ボールの速度,ボールの回転量,ボールを打った位置,スイートスポットの割合,ストローク(トップスピン・スライス)・ボレー・サーブ・スマッシュの判定とその割合,ラリー回数,消費カロリー…etc
非常にたくさんのデータがリアルタイムで取得され,スマホのアプリに表示されます.
購入から取り付け
購入
購入は公式HPから注文しました.
2017年12月5日だと,公式だと119$(約13000円)で,Appleだと12800円,アマゾンだと約20000円なので,今だとAppleから買うといいと思います.
私が買ったときは公式だと99$だったので,公式から買うのが一番割安でした.

発送から到着まで約1週間ほどでした.
開封
こちらが到着したZepp tennis2になります.

非常に小さいです.
ラケットに取り付けるので,極力邪魔にならないように配慮されているのでしょう.
充電器もついていて,磁石を使って装着する仕組みです.
こんな感じです.
取り付け
取り付け方法は3つあります.

プロマウント
一つ目はテープで貼り付けるタイプのマウントです.
これはラケットエンドのロゴの部分に両面テープを使ってマウントを張り付けるという方法です.
自分は試したことないのですが,どんなタイプのラケットにも使用でき,且つセンサーと手が干渉しにくそうです.
フレックスマウント
二つ目はシリコン製のマウントを用いて取り付ける方法です.
シリコン製のマウントにセンサーを埋め込んで,ラケットのグリップエンドの取り付けるという方法です.
はっきり言って,これをつけるとラケットを握るときに手とマウントが干渉してテニスにはなりませんでした…おすすめできません.
インサートマウント
三つ目はラケットエンドのロゴキャップを取り外してマウントを埋め込むという方法です.
この取り付けに対応するラケットは限られていますが,最近のラケットだとかなり多くのものが対応しているのではないでしょうか?
私もこちらを用いて取り付けていますが,手との干渉は最低限に抑えられており,そこまで不快感はありません.
見た感じプロマウントと同じ感じです,
ちなみに,私はSrixonのRevo 2.0(2013年)を使っておりまして,スマートセンサーには対応していないのですが,ロゴキャップを外して取り付けることに成功しました.

こちらのブログを参考にさせていただきました.
スマートテニスセンサーを購入 | 三日坊主の軌跡 – Dip.jp
使用しての感想
良い点
客観的に自分のデータを見れる
自分が普段どのようなショットを打っているのかデータを取得し,可視化して確認できるということは,それを元にして上達のための方向性を探れるということになります.
たとえば10月に取得したデータでいうと,こういったデータが取れています.

これからわかることは,
- 練習ではフォアハンドを打つ回数はバックハンドの2倍
- ストロークの回転量に関して,フォアハンドは1500 rpmだが,バックハンドは1200 rpm
- サーブの最速は176km/h,平均122km/h
といった感じにデータでわかります.
これより,今後の練習方針を考えることができます.
- バックハンドのアウトミスが多いので,回転をが少ないことを念頭に置いて軌道をイメージしてに打つ
- 早いサーブを打てるのに打っていない傾向にあるので,もう少しサーブのベース速度を上げてみる
”ミスが多い”や”勝てない”という話を聞くことは多いですが,そこからの活路を見いだせずにいる人が多いように思います.
データがあれば自分のテニスを客観的に見直すことができるので,うまく使えば上達にもつながるでしょう!
話のネタになる
これを使用してテニスをすると,みんなが興味を持ってくれるので注目を浴びれます.笑
特に球種,回転数,速度を表示する機能にはみんな驚いて関心を寄せてくれます.
一回使って飽きてしまうことが多いですが…苦笑
残念な点
ラケットの重心の位置がずれて振りぬき感が変わる
はじめて取り付けて使用した時は,全く違うラケットのように感じられました.
センサー自体の重さは6.2gですがラケットの6.2gって結構大きいように思えます.
手に少し干渉する
親指に下の膨れている部分が少しセンサーと干渉します.
センサーがマウントからとれて吹っ飛んでいく
何度かありました.
m/s表示が見にくい
km/h表示のほうが直感的にわかりやすいです.
3.6をかけてm/s→km/hを暗算できません.
データを表示するだけで,示唆はない
使用者が求めているのはデータではなく,データから読み取れる傾向,さらに上達への示唆だと思います.
ただデータを見るだけだと,先ほど述べましたように,すぐみんな飽きてしまします.
センサーからのデータと動画を組み合わせて示唆できるようになると,化けると思います.
たとえば,「今回の練習ではバックハンドのアウトのミスが多く,ミスをしているときは回転量が少ない時でした.バックハンドの回転量を多くすることでミスが減ることが考えられます.バックハンドの回転量を増やすための練習メニューはこちらになります.」
といったように提案までできれば最高ですね.
近年の技術進歩からして,数年以内にできるようになってもおかしくないと思います.
まとめ
いかがでしたでしょうか.
今回はZeppのテニス用のスマートセンサーを使用してみての感想を書いていきました.
すこし残念な点を多く書いてしましましたが,逆に言うとそれだけ期待しているということです.
ぜひ今後ともZeppさんにはアップデートをしてもらってより高機能なセンサーに進化していただきたいです.
それでは失礼いたします.
参考
スマートテニスセンサーを購入 | 三日坊主の軌跡 – Dip.jp
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